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HIV感染被害者、648人の命が失われている(2010年12月1日現在)

【薬害エイズ】
HIV裁判和解の恒久対策、被害者の原状回復医療は大丈夫か。
12月1日現在、被害者、648人の命が失われた。

HIV裁判の和解に基づく医療協議の中で大切な地方核ブロック拠点病院との三者(HIV原告団・
ブロック拠点病院・厚生労働省)協議、今年度も10月から始まり、今日は北海道ブロックが終わっ
た。8ブロックの半分を行ったことになる。

和解から14年が過ぎ、和解での恒久対策として医療の中核となるHIV医療体制、メリハリがなく
なった感があり、今年度は特に被害者の原状回復医療の認識と質の向上を第一としている。

国も第一線の役人の認識不足(敢えて深入りする気がないのか)・勉強不足が目立ち、国の責務
たる指導力の弱さが医療現場の認識に連動してくる構図に見える。
これ自体政策的なものなのかと疑うが、善意に解釈して、認識が伝わっていないとして、あらため
て厚い原状回復医療に立ち向かってもらうことにしている。

10月からこれまでの三者協議では、医療者のトップには伝わってきたと思う。
今日の北海道では、私たちの思いは伝わったかなと。
ただし、医療者も世代交代の時期に入り、役人同様改めて理解していただく場面をつくっていく
必要がある。
はばたきは被害患者の聞き取り調査をしているが、HIV感染被害者の経過・現状はあまりに凄惨
だ。
血友病・HIV・HCV・HIV合併症や副作用、そして血友病性関節障害。
全体俯瞰が必要だ。
被害者のエージング、当事者関係者以外、誰が心配しているのか。
分かっているというが、常に人ごとだ。
これからも当事者発信で訴える。

被害者の本格的救済の研究、兼松班(長崎大学移植外科を中心に、これまで被害者の肝臓移
植を行った病院等々の参加による、HIV/HCV重複感染の移植医療も含めたガイドラインとネット
ワークづくり)。
山下班(長崎大学やACC・ブロック拠点病院等々の参加による、被害者がよりよく生き抜くための
長期療養のための患者参加型研究)。
また、長期の抗HIV薬服薬によるリポジストロフィーの治療研究に立ち上がった秋田班(長崎大
学)。
被害者の臨床データーを集め、問題点の把握やこれからの課題を抽出するために再構築された
A-net(ACC)。

これらと被害者の調査をしている別々の枠組みの共有化に向けてのステップ。
これらが遅まきながら動きだして、新たな被害救済の作業が進むと期待したい。

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