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【薬害エイズ】83年エイズ研究班員、大河内一雄氏死去


九州大学名誉教授(免疫血液学・ウイルス学)大河内一雄氏が10月10日午前7時11分、脳こうそくのため死亡。
79歳。
千葉市出身。

大河内一雄教授は、日本のエイズ対策や血友病患者の治療製剤の安全性を含めて83年6月に組織された厚生省エイズ研究班の班員で、エイズウイルス(HIV)感染の危険があった輸入由来の非加熱濃縮製剤(数千人以上の血液をプールした血漿からつくられていた。

プールした血漿にエイズウイルス感染した人の血液が混入すると、プール血漿全体が汚染)から、安全なクリオ製剤(日本人の血液でつくられる。つくる血漿は1人もしくは2人の血液をつかう)の使用を主張し、班長だった故安部英元帝京大学副学長(血友病専門医の重鎮で、治療には非加熱濃縮製剤が必要と主張続けた)と対立した。

96年には薬害エイズ問題で国会に参考人として招致され、厚生省の対応を批判した。(時事通信などから)

※5年前に、日赤の関係者で大河内教授の研究室で指導を受けていた方から、東京から戻ってきて、ひどく憤慨していた話を伺った事がある。

医療者自身の保身や、患者のためという理屈で、最後は自分たちは責任回避して飛散
し、残された患者それぞれが死を含め悲惨な被害を負わされた。

大河内教授はウイルス学の観点からも非加熱濃縮製剤やエイズの危険を主張されたと聞くが、知る限りの血友病専門医は「ウイルス屋が騒いでいるのさ」という認識で、その言葉を何度も聞かされた。

大河内教授の言に厚生省が、視点の狭い無責任な言を捨て選択したら、1,500人近くの薬害HIV被害と610人以上の犠牲がかなり減じることができたと今も返す返す残念に思う。

大河内一雄先生の死に対しお悔やみを申し上げたい。

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