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「薬害エイズ裁判和解9周年記念集会」報告



3月25日(金)に星陵会館で、薬害エイズ裁判和解9周年記念集会が開催されました。
はばたきメモリアルコンサートで世界初演された池辺晋一郎氏作曲の「やすらぎの翼」が会場に流れる中、全国各地から被害者や支援者らおよそ120名が集りました。

黙祷の後、スクリーンに薬害根絶「誓いの碑」が映し出される中、遺族代表、後援団体、厚生労働省に続いて、参加者全員による献花が行われました。

主催者からの挨拶の中では、C型肝炎との重複感染などが原因で亡くなる被害者が増えており、被害が続いていることがあらためて語られました。

この日は和解当時の厚生大臣の菅直人衆議院議員も参加し、献花、挨拶をいただきました。菅議員は官僚の天下り体質を指摘し、薬害の原因になったと述べられました。

また、前日患者・家族実態調査の面接調査報告書の速報版が完成し、東京大学大学院健康社会学教室の山崎喜比古助教授から、HIV/HCV重複感染に由来する様々な困難に対処する精一杯の日々を送っていることなどの被害患者の姿が明らかになってきたとの報告がありました。

記念講演として、ジャーナリストの櫻井よしこさんが壇上に上がりました。

これまでのご自身の取材の中で出会った被害者との思い出に触れながら、薬害エイズ事件を振り返られました。

また、最高裁に上告されている櫻井さんの名誉毀損裁判が4月14日に口頭弁論が開かれることになりました。
これは控訴審で櫻井さんが敗訴した判決が見直される可能性を示唆しており、その判決にも注目です。

歴史的な和解が成立してから、来年で10周年を迎えます。

節目となる来年の和解記念集会では、より多くの方に参加していただいて盛大なものにしていきたいと考えています。
そのためにも、今なお続く薬害エイズの被害の実態を広く社会に理解していただけるよう、この1年間の活動を充実させていきたいと思います。

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  2月17日付[共同通信] エイズ報道の賠償見直しか 櫻井さんの訴訟4月に弁論

【参加者のご紹介】
今回の和解記念集会には多くの方にご参加いただきました。
ご参加いただいた方をご紹介いたします。

菅直人衆議院議員
阿部知子衆議院議員
小池晃参議院議員
家西悟参議院議員

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午前10より開廷された元厚生省生物製剤課長松村明仁被告に対する判決公判は、一審の東京地裁判決を支持し、検察、被告双方の控訴が棄却されました。

無罪となった第一訴因の帝京大ルートでは、エイズ研究会や血液製剤問題小委員会の意見をそのまま踏襲した判決で、厚生省は専門家の意見に従ってさえいればよいのか、専門家のクリオ製剤の低評価を丸呑みした、などの批判が上がりました。

一方、有罪となった第二訴因ではあらためて刑事裁判で官僚の不作為責任が認められ、評価のできるものでした。

これに対し被告側は上告し、官僚の不作為責任を認めるという画期的な判決が下されたこの裁判は、最高裁に持ち込まれることになりました。

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◆松村裁判
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