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2009年度(社福)はばたき福祉事業団が実施した調査・研究事業に係わる学会・研究報告2
第35回日本保健医療社会学会大会 学会参加・研究発表報告

2.第35回日本保健医療社会学会大会(熊本) 学会参加・研究発表報告

平成21年5月16日(土)~17日(日)の日程で、第35回日本保健医療社会学会大会(大会長:田口 宏昭(熊本大学文学部)が、熊本大学黒髪キャンパス(熊本県熊本市黒髪2丁目40-1)大学教育機能開発総合研究センター講義棟で開催されました。メインテーマは「保健医療における対立と和解」。

(社福)はばたき福祉事業団からは、20年度の「HIV感染者就労のための協働シンポジウム(東京・20年10月27日)」の事前調査として上場企業1000社と官公署150団体に対する障害者雇用やHIV感染者就労についてのアンケートを実施した結果検討を、と題した研究発表を行う。

研究発表と演者
?.セッション名は「患者支援―予防と対策」司会:阿部俊彦(東海学院大学)
演題;「全国の官公庁および上場企業における免疫機能障害者の就労受け入れ上の課題と示唆」
演者;○久地井 寿哉(東京大学大学院医学系研究科)、関 由起子(埼玉大学教育学部) 、 柿沼 章子1、岩野 友里1、大平 勝美1((社福)はばたき福祉事業団1)

発表内容のポイント

・HIV/AIDSに対して、潜在的な差別意識・環境が予見される全国の官公庁・企業へどのようにアプローチししたのか
 ・HIV 感染者に対する日本の就労環境雇用を取り巻く環境はどのようなものか
 ・企業側の意識はどのようなものか

といった点から調査結果の報告を行う。

調査の結果のポイントとして、HIV感染者が、障害者雇用算定対象であることについて、「知らない」が、官公署では22.0%、企業では30.0%となるなど、障害者雇用上の問題があることが明らかになる。

また、企業側が免疫機能障害者を雇う上で課題となる項目が明らかになり、具体的には「本人の体調不良・体調悪化」、「本人の体調不良・体調悪」、「HIV感染者とその他同僚に対する安全配慮義務」、「HIV感染者とその他同僚のコミュニケーション」、「生活面・医療面を含めたサポート体制の確保」など。

各発表12分に対して,質疑応答時間が8分、さらにセッションを通じたディスカッションという構成で行われた。内容もかなり突っ込んだものとなり,活発で有意義な質疑応答が行われた。

印象的な質問として、「免疫機能」に関する「障害」の理解がまだまだだということと、その前提として企業側をはじめ社会全体に「HIV/AIDS」という病気の理解がないのではないか、という指摘があった。

「HIV/AIDS」の問題に加え、「免疫機能障害」特有の課題だけでなく、背景として、「障害者全般」で共有する問題が含まれていることが示唆され、さまざまな患者支援の立場から議論が行われた。

<関連リンク>
第35回日本保健医療社会学会大会ホームページ
http://soc.let.kumamoto-u.ac.jp/medsoc/index.html

日本保健医療社会学会
http://square.umin.ac.jp/medsocio/index.htm

これまでの学会報告はこちら
01.第18回日本健康教育学会(東京)(平成21年6月20日(土)?21日(日))
03.第50回日本社会医学会総会(札幌)(平成21年6月27日(土)?28日(日))

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