トップページ > 医療情報 > 医療安全
インフルエンザ特効薬「タミフル」
副作用情報が注目されています

インフルエンザの特効薬として登場したタミフルの副作用情報が注目されている。

濫用


子どもの使用では70%以上日本の子どもが服薬しているという記事もある。風邪の流行する時期が受験シーズンとぶつかる。受験で風邪を早く治したいためにタミフルが広く使われるとも言う(教育関係者)。国も医療者も製薬会社も、使用実態を把握していたはずだが。


情報開示の遅れ


 製薬会社も国も、副作用情報(疑わしいものを含め)を数多く把握していたが、何と米国の医薬食品安全局(FDA)が日本の実態を含めて公表されて急遽国内での情報開示となったという嘆かわしい実情がある。


 副作用情報の迅速公表により、特効薬としての効果を期待できる適正な使用が可能になり、濫用も避けられ、副作用の被害を極力おさめられるのではないか。患者も副作用があるとの情報が公表されていれば、処方時に「こう言う副作用があると聞くがどうなのか」と安全碓認をする大切なツールになる。


 人の命に係わる情報の密閉は断じて許されない。薬害エイズ事件の情報隠匿や虚偽の安全情報が1500人もの被害者をつくり、583人の命を奪っている。


独占


 ロッシュという大きな製薬会社がタミフルを独占的製造販売している。


 インフルエンザあるいはトリインフルエンザの爆発的流行への対処は、企業の人道支援意識が地球人として求められるはずだ。


 エイズで、感染症に対する製薬企業の地球一族としての役割が問われている。抗HIVという高い薬を買えない国の人たちが無治療のまま次々と死んで行くのをどうするのか。国際的な危機に、製造能力を分担して需要に応えられるようにすべきと思う。


賢い消費者


 もちろん、薬の安全性確保は製薬会社にあり、その監督指導権限は規制当局の国にある。危ない薬を製造認可し販売承認してはならないし、必要とあれば特定の措置のもとに提供が為されるべきだ。


 だが、薬を実際に服用するのは消費者・患者で、被害発生は患者が病気とともに副作用被害をも背負い込む。悲劇の連鎖を断ち切るには、患者も積極的に情報開示を求め、リスク管理を常に監視することも大切である。


 そして、健康と命に直接係わる医療関係者・製薬関係者・行政担当者は、公に尽くす立場である自覚が欲しい。タミフルについては、その安全性と安心できる服用の基準を提示して欲しい。早急に。

▲このページ [ インフルエンザ特効薬「タミフル」
副作用情報が注目されています ] の先頭へ

▲1つ前のページに戻る
▲トップページへ戻る