トップページ > 医療情報 > 医療安全
【医療者の安全感覚は―】「採血器具使い回し:浜田の2診療所でも 市『厚労省の通知届かず』/島根」

島根県益田市内の診療所が採血器具を複数の患者に対して使いまわしていた問題で、浜田市の市立の診療所2ヶ所でも、不適切な使い回しがあったことが5月25日、わかった。
会見した浜田市は「使い回しをしないようにとの通知が、2診療所に届いていなかった」としており県を含めた関係機関の情報伝達のあり方も今後問われそうだ。

浜田市によると、採血器具の使い回しが判明したのは、波佐診療所(同市金城町)と、弥栄診療所(同市弥栄町)。
共に針のみを交換し、器具自体は再利用できるものを計73人の患者に使用していた。
市は該当者に状況を報告し、73人全員に感染検査を実施する。

同タイプの採血器具は皮膚と器具が接するため、厚生労働省が平成18年3月に「他人と共用しないよう」との注意喚起文書を出している。
だが、浜田市は「市にも診療所にも、厚生労働省の通知が届いていなかった」と釈明している。

島根県医療対策課によると、県では平成18年3月7日に薬事衛生課が厚生労働省からの通知を受け、医療対策課など庁内6課、県内全保健所に通知したという。
「貴管下の医療機関等への注意喚起を図られるようお願いする」とされていたにもかかわらず、保健所から病院、診療所へは通知は届けられていなかった。

島根県医療対策課は「なぜ浜田市に伝わっていなかったかは不明だが、普段も保健所から各医療機関へ送る経路はない。
県医師会から各診療所に伝わっていると当時判断したのでは」と釈明するが、「本当は医療機関に出すべきだった」としている。
今回の事態で通知を受け取っていなかった医療機関がある恐れも出てきたが、島根県は「調べたい」とするにとどめた。

平成20年5月26日付「毎日新聞 地方版細川貴代記者記事」より

「安全感覚は―敏感であるべき医療者の、医療の安全・感染に対する認識は!!」トップに戻る

▲このページ [ 【医療者の安全感覚は―】「採血器具使い回し:浜田の2診療所でも 市『厚労省の通知届かず』/島根」 ] の先頭へ
▲1つ前のページに戻る
▲トップページへ戻る