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【HCV】厚労省調査チームC型肝炎問題「資料の管理ずさんだった」

血液製剤フィブリノゲンの投与後にC型肝炎に感染した418人分のリストが放置されていた問題などを調査する厚生労働省の「フィブリノゲン資料問題及びその背景に関する調査プロジェクトチーム」は22日、調査状況について中間報告した。
プロジェクトチームを統括する西川京子厚労副大臣は会見で、資料の管理状態は「明らかにずさんだった」と述べた。

調査チームは、厚労省の地下階から見つかった418人リストについて
①三菱ウェルファーマ(当時)から報告を受けた2002年当時に厚労省が本人に告知しなかった
②患者特定に結び付くリストが今年まで放置されていた-などの責任の所在や資料の保管管理状況などについて調査してきた。

西川副大臣は会見で、局長級から課長補佐クラスまで、02年当時の関係職員約40人(OB含む)から事情を聴取したと報告。
肝炎感染の告知について職員は、「リストは肝炎患者を診察した上での報告内容であり、医師が患者に肝炎の感染を当然告知しているものと思っていた」という認識ではほぼ一致しているという。

(平成19年11月27日付「日刊薬業」より)

※医師が当該製薬会社などに報告時に、投与患者に責任を持って感染を告知していれば、患者は感染の自覚や当該製剤投与の疑問や被害認識により早く自覚して健康・命を守る行動に出ている人が少なくなかったと思う。
ところが、主治医などの現場は知っていて黙って報告だけはしているとか、その情報を蓄積していた製薬会社は主治医にリスク情報として患者に正確な情報を伝える依頼をしなかった。
また、その報告を厚労省に上げたとき、厚労省は製薬会社等を通じて主治医らの医師に告知をする指導をしないままリストを放置したのか。
この間の動きを見ていて、国と製薬会社の責任は極めて重いことはその通りだが、本来患者と唯一接点を持っていた投与医療機関の医師の対応について何も触れられていない。
告知は率先して医師か行い、問題となっても医療者の責務として医師だから追いかけてでも再検査や治療の進めなどその患者の健康管理に尽くしていたのか。
その告知ができていないとしたら、告知は国から直接行うなど行為ではないように思うし、国の権限として当該医師や製薬会社をしっかり指導してもれのない対応をすることが原則では。
医師の責務がすっぽり社会の追求から落ちているのは、今後の救済や再発防止に関しても被害者が直接怒りを感じている投与医師への憤りや恨みなどの生涯的対立構造を残したままになると憂う。
薬害エイズ事件で、医師を免責に近い形にしたが、被害者の中には医師への怒りが怨念として残り、また医師の責任が問われないのなら提訴しないと訴訟に参加していない被害者がいることを踏まえていて欲しいと思う。

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