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【HCV】C型肝炎関連肝硬変患者の血小板減少症に対するエルトロンボパグ

背景:エルトロンパグ(eltrombopag)は、血小板産生を刺激する新規の経口トロンボポエチン受容体作動薬。
血小板を増加させ、HCV感染の治療を促進する本剤の作用を、C型肝炎ウイルス(HCV)関連肝硬変に伴う血小板減少症の患者において評価した。

方法:血小板数が20,000/mm3以上70,000/mm3未満のHCV関連肝硬変患者74例を、4週間連日でエルトロンボパグ(1日当たり30mg、50mg、75mg)を投与する群とプラセボを投与する群に無作為に割りつけた。
主要エンドポイントは、4週目の時点での血小板数が100,000mm3以上であることにした。
その後12週間エルトロンボパグあるいはプラセボを継続しながら、ペグインターフェロンとリバビリンの投与を開始した。

結果:4週目にデータが得られた患者では、血小板数が用量依存的に100,000/mm3以上にまで増加した。
内訳はプラセボ群17例中0例、エルトロンボパグ30mg群12例中9例(75%)、50mg群19例中15例(79%)、75mg群21例中20例(95%)であった(P<0.001)。
エルトロンボパグまたはプラセボの投与を継続しながら抗ウイルス療法を開始した患者は、49例であった(プラセボ群18例中4例、エルトロンボパグ30mg群14例中10例、50mg群19例中14例、75mg群23例中21例)。
エルトロンボパグまたはプラセボと併用した12週間の抗ウイルス療法は、エルトロンボパグ30mg群の36%、50mg群の53%、75mg群の65%と、プラセボ群の6%で完了した。
最初の4週間に最も多くみられた有害事象は頭痛であり、その後はインターフェロン療法に予想される有害事象が多くみられた。

結論:エルトロンボパグ療法は、HCV関連肝硬変に伴う血小板減少症患者の血小板を増加させ、その結果、抗ウイルス療法の開始が可能となる。

(TheNewEnglandJournalofMedicine29November2007Volume357,Number22J.G.McHutchisonandothersより)

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