トップページ > 医療情報 > 肝炎(HCV・HBV・HEV)・肝硬変・肝移植
【HCV】厚労省 血漿分画製剤でC型肝炎など4例

厚生労働省は4月30日、血友病以外の傷病でフィブリノゲン製剤以外の血漿分画製剤を投与し、C型肝炎などに感染した症例として、新たに4例が判明したと発表した。
血漿分画製剤の製造販売企業が厚労省に報告した。

判明したのは、グロブリン製剤の「献血グロベニン-I」(日本製薬)、同「ガンマガード」(バクスター)、血液凝固第Ⅷ因子製剤の「ヘモフィルM250」(バクスター)、同第13因子製剤の「フィブロガミン」(CSLベーリング)の1例ずつ。
このうち3例はC型肝炎感染(疑いを含む)と報告され、残り1例は肝機能障害と報告された。
ただし4例とも併用薬として、フィブリノゲン製剤など、使用による(血友病患者以外)被害者を救済する特別措置法に規定された「特定製剤」を使用していた。

厚労省は新たに判明した4例について、医療機関を通じ患者に特定製剤の投与事実を知らせて肝炎ウイルス検査の受診を勧めるよう、報告企業に指示する。
厚労省はまた、特定製剤やそれ以外の血漿分画製剤を投与し、ウイルス性肝炎に感染した可能性があると医療機関から報告を受けていた症例の中で、本人の特定につながる可能性のある52症例の概要を発表した。

52例のうち47例がフィブリノゲン製剤の投与例で、そのうち7例には肝炎感染などの記載があった。
残り5例は特定製剤以外の血漿分画製剤の投与例だった。
52例すべてが医療機関名がわかるものだった。

厚労省はこれらの症例情報を報告した医療機関に対して関係情報を返戻するとともに、投与事実を告知して肝炎ウイルス検査の受診を患者に勧めるよう要請する。

平成20年5月7日付「日刊薬業」より

※法律で血友病を特定的に示唆する文言で血友病患者の救済手続きを法律の枠外に置いたことから、常に「血友病以外の傷病で」とこうした措置の通達や報道などで血友病患者が特定的に明記される。
血友病患者のHCV罹患に関する救済について、このような人権侵害が為されるとは法治国家としてそれに携わる法律家等の人たちの平等・公平性に基づく人権感覚を強く疑う。
誰が、国会での立法過程で血友病患者の権利を排除することを決めることができるのだろうか。

また、フィブリノゲン製剤という特定製剤以外に血漿分画製剤のC型肝炎罹患を調べていけば、第Ⅷ、第Ⅷ因子製剤を血友病患者以外に使用した例は少なくなく、その人たちの救済はどうするのか、さらに86年以降に初めて凝固因子製剤を使いC型肝炎に感染した血友病患者はどうするのか。
クリオ製剤も血友病患者以外に多数使用している。
これは対象製剤として上がっていないが。
あまりに片手落ちの特別措置法である。

▲このページ [ 【HCV】厚労省 血漿分画製剤でC型肝炎など4例 ] の先頭へ
▲1つ前のページに戻る
▲トップページへ戻る