トップページ > 医療情報 > 肝炎(HCV・HBV・HEV)・肝硬変・肝移植
【HCV】肝炎研究戦略 C型肝炎3剤併用療法の研究推進

厚生労働省の「肝炎治療戦略会議」(座長=林紀夫・大阪大大学院消化器内科教授)は5月27日に初会合を開き、「肝炎研究7カ年戦略」の策定に乗り出した。
戦略には、肝炎の新たな治療薬や治療法の研究開発推進策などを盛り込む。
初会合では、C型肝炎の新たな治療法として期待されるペグインターフェロン(PEG-INF)、リバビリン、プロティアーゼ阻害剤の3剤併用療法に関する研究の推進を求める意見が目立った。

同会議は早ければ6月中に戦略をまとめる予定で、厚労省は戦略の内容を平成21年度予算概算要求に反映させることも視野に入れている。
舛添要一厚労相は席上、「7年後には根治可能な病気になるよう、英知を結集して、どのような研究を進めればよいか考えてもらいたい」と要請した。

戦略には、肝炎研究の目標や今後の方向性、新たな研究課題、研究推進のための具体策などを盛り込む。
林座長は戦略に盛り込む新たな研究課題を提言。
C型肝炎では3剤併用療法の評価など、B型肝炎では核酸アナログ製剤の新規開発、基礎研究ではHCVワクチン開発などを挙げた。

特にC型肝炎に対する3剤併用療法については、ペグINFとリバビリンとの2剤併用療法よりもウイルス陰性化率が高いとのデータや、世界各国でプロティアーゼ阻害剤の研究開発が活発化している状況も示した。

研究推進のための具体策では、肝炎研究費の充実や、国立感染症研究所などにおける研究の活性化、研究者の養成などを挙げた。

平成20年5月28日付「日刊薬業」より

※HCVの1b型以外の肝炎の多くはペグINF+リバビリンで7割から8割はHCVが消えるそうだが、iB型で高ウイルス量の人は成績が悪い。
そのため、プロティアーゼ阻害剤を併用した3剤併用に期待されている。
日本でもフェイズⅡの臨床治験が始まっている。

▲このページ [ 【HCV】肝炎研究戦略 C型肝炎3剤併用療法の研究推進 ] の先頭へ
▲1つ前のページに戻る
▲トップページへ戻る