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【HCV】インターフェロン在宅自己注射の要件緩和

厚生労働省は2月1日の中医協総会に、肝炎患者やリウマチ患者の通院負担を軽減するため、インターフェロンα(INFα)製剤や抗リウマチ薬エタネルセプトの在宅自己注射について、2週間に1回の外来受診などを行わなくても自己注射を可能にするなどの要件を緩和することを提案、了承された。

INFαの在宅自己注射をB型慢性肝炎の患者にも行えるようにすることや、肝炎治療に用いる配合剤を在宅自己注射の対象薬剤に加えることも了承された。

遅くとも次期診療報酬改定までに告示や通知を改正する。

INFαについては、日本肝臓学会などの要望を踏まえ、在宅自己注射が可能な適応を拡大する。

既に認められている「C型慢性肝炎におけるウイルス血症」に加え、新たに「HBe抗原陽性でかつDNAポリメラーゼ゙陽性のB型慢性活動性肝炎ウイルス血症」を追加。

また、同剤を在宅自己注射する場合の条件である「2週間に1回の外来受診」などを廃止。

さらに、慢性肝疾患の肝機能異常の改善に用いるグリチルリチン酸モノアンモニウム・グリシン・L-システイン塩酸塩配合剤を、在宅自己注射の対象薬に加える。

平成20年2月4日付「日刊薬業」から

※INFの在宅自己注射の要件が緩和されたことや、ミノファーゲン注射の在宅自己注射が認められたことは大きい。

それぞれ患者の自己管理をしっかりして実施することだが、患者が病院に縛り付けられているような慢性疾患治療の開放が進むことは、生活者としての患者をようやく医療者が見る目を持ってきたのかと思う。

薬害エイズ被害者は早くにINFやミノファーゲンの在宅自己注射を先駆的医療として実施してきた。
これを早くに肝疾患全体の患者に広げるよう毎年の医療要求で掲げてきたが、なかなか一般医療へ波及しなかった。
日本の医療者中心の考えがようやく患者中心の医療へと軸が変換している時期かと考える。

こうした制度が本当に患者に沿ったものになっていくには、病院内スタッフの教育、薬局など薬剤流通の抜本的変革などやることがいっぱいある。
私たちは患者に即した先駆的医療を進めていくことをさらに提案していきたい。

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