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C型肝炎治療でアルゴリズム構築
武蔵野赤十字病院・泉氏が紹介

武蔵野赤十字病院消化器科部長・院長補佐の泉並木氏は12月6日、中外製薬主催のセミナーでC型肝炎治療の現状をテーマに講演し、患者ごとにインターフェロン製剤を用いたC型肝炎治療の効果が検討できるアルゴリズムを構築したことを紹介した。

泉氏は、診療データベースに蓄積された1173人の臨床データを「データマイニング法」により解析。データマイニング法は、過去のデータを解析し、その中から規則性を見いだすシステムで、治療効果に影響を与える因子を抽出し、アルゴリズムを構築した。
このアルゴリズムに、肝炎ウイルスの遺伝子タイプや年齢、性別などの個人データを当てはめることで、患者個々の治療効果などを予測できる。

泉氏は、個人のデータを用いて検討するため、正確に治療効果を予測することができると強調。
アルゴリズムの結果から、生活習慣の改善や治療法の変更などを医師が自ら碓認することで、個々に見合った治療を選択できるとした。
泉氏は、薬剤ごとの治療効果の検討も進めているという。

さらに泉氏は、INF治療後の発ガンについても、データマイニング法を用いて解析した。
その結果、肝炎ウイルスを駆除出来なかった場合でも、肝がんの血液マーカーであるAFP(α-フェトプロテイン)が一定値以下の患者は、肝がんに進展するケースが少なかったとし、AFPを抑制することが有用との見解を示した。

平成18年12月8日付「日刊薬業」より

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