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B型肝炎訴訟 「未発症も補償検討を」札幌地裁、国に要請

【HBV】
≪B型肝炎訴訟 「未発症も補償検討を」札幌地裁、国に要請≫

全国B型肝炎訴訟のうち北海道訴訟の第6回和解協議が10月26日、札幌地方裁判所であり、
石橋俊一裁判長は国側に対し、補償対象外としている未発症の無症候性キャリアーについて、
補償を検討するよう要請し、国側は持ち帰るとした。

協議終了後、弁護団が明らかにした。
弁護団によると、石橋裁判長は「国側がキャリーを対象外としていることが協議の最大の障害」
との認識を示した上で、次回11月12日に検討結果を示すよう求めた。

国側は取材に「コメントは差し控える。引き続き誠意を持って協議を続けていく」とした。

原告側は「一歩前進。今後の大きな支えとなる」と評価。
一方、国が前回示した和解案については「加害者の自覚を欠く。賠償は義務で、財源に左右され
るべきではない」として拒否した。

和解案は救済対象を最大47万3千人と推計。
検査費助成等で対応する意向のキャリー44万人を除いた上で、症状に応じて1人当たり500万?
2500万円を補償。
30年間で最大2兆円の財政負担になるとした。

これに対して原告側は、国側は除斥期間(権利の法定存続期間、20年間)を理由に補償対象外
としている。
一方、先行した同種訴訟の最高裁判決は、除斥期間自体は判断していないものの、ほかの患者
と区別せず、国に1人500万円の賠償を命じた。
 
                            (平成22年10月27日付 「日本経済新聞」より )  

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