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B型肝炎、早期にタイプ別治療により 最適な治療選択可能に 国が判定薬承認

【HBV (HIV)】

≪B型肝炎 早期にタイプ別治療 最適な選択可能に  国が判定薬承認≫

国内の患者・感染者が100万人を超えるとされるB型肝炎で、ウイルスの遺伝子タイプを判定
する検査薬が初めて厚生労働省の製造承認を受けた。

年内にも医療関係機関向けに販売が始まる。タイプごとに症状や治療効果に違いがあるが、
国が承認する検査薬はなかった。

患者に最適の治療法選びに役立つと期待される。

B型肝炎ウイルスは、遺伝子配列の違いにより、A~Jまでの10のタイプがある。
今回承認された検査薬を使えば、A~Dの四つのタイプが判定できる。国内の感染は大半が
この四タイプで占めている。

まず患者に役立つとされているのは急性肝炎の治療だ。
近年、B型急性肝炎でタイプAの患者の割合が急速に増えている。全国の国立病院の共同研
究によると1990年代前半にはAは数%だったが、2007年に52%、08年に55%に。日本で少な
かったAが海外から持ち込まれ、性感染症になっているとみられる。

日本に多いタイプBやCは成人が感染しても一過性で慢性化しない。
しかし、Aは感染すると一部は慢性化して持続感染者になり、他の人にも感染を広げる可能性
がある。
ただ抗ウイルス薬で適切に治療すれば慢性化を防ぐことができる。

専門家はAの感染の広がりを警戒しており、検査は慢性化防止や感染実態把握につながる。

日本でB型慢性肝炎の8割はCだが、東北地方と沖縄県はBも目立つ。
Cは40~50代から肝がんが起きる傾向がある。BはCに比べて肝がんが起きにくく、起きても
60~70代と高年齢が多い。肝がんを警戒して早期発見して治療するためにもタイプの診断が
役立つ。

 (平成22年10月29日付  「朝日新聞 夕刊」から)

※治療に早期に結び付ける効果が出れば、HBVの感染拡大防止に役立つ。HIV感染者にもHBV
 との重複感染が広がっていて、治療に影響が大きい。
  また、HBV感染者の増加は、献血の安全性や輸血医療にも影響の懸念がある。
  また、治療薬のより効果がある治療法の出現も期待したい。

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