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熱意と活気のあるエイズ対策のために

日本エイズ学会、エイズ予防財団、HIV医療体制、主観だがエネルギッシュ、熱気、元気がない。
特に、最近のHIV/AIDS医療及び係わる全身疾患の研究開発が少ない。
ウイルスコントロールさえできていればという姿勢が、研究者・医療者の研究・医療意欲を弱めている感がある。

「一人拠点病院」という言葉も実態を表している。
これは、全科対応を基準にHIV/AIDS患者をしっかり受け入れ最善の医療を展開すること責務としてエイズ拠点病院があるはずだが、一人の医師がHIV/AIDS患者を診ている拠点病院を示している。
その医師がいなくなれば、診る医師のいない拠点病院となり、地域の患者は病院探しに苦労する。

また、エイズ学会もHIV/AIDSに係る社会問題の研究発表や討議は盛んだが、新しいHIV/AIDSに関する研究・治療開発など医療体制や研究開発などのグランドデザインやスケールなどの先駆的発表は見当たらない。
これについては、参加した患者だけでなく医療者からも批判が聞かれる。

エイズ予防財団に目を向けると、この財団は何を機能として役割を果たしているのか、私には理解ができない。
日本のエイズ対策は予防だけでなく、エイズに対する社会的啓発や医療サポート、そして患者支援など多岐にわたっている。
国の肝いりで設立された特殊な財団なのだから、その時代に柔軟に応じて日本のエイズ対策の充実化の大きな役割の一翼を担う責務を負っている。

ところが、エイズ予防実績は上がっているのかできていないのかの評価も出ず、社会からのエイズ対策への篤い寄付要請への活発な活動も見られないし、医療や患者支援への財政的基盤は薄く年々その予算規模は減少していることで、市民レベルでのエイズ対策の旗振りにもなっていない。

今こそ財団自体を予防財団からエイズ財団として名称・機能を変え、国民が動かすエイズ対策の旗艦とすべきだ。
早急に、HIV/AIDSへの活気ある、未来を目指した対策を国、市民、医療者、当事者による協働での再出発を促したい。

社会福祉法人はばたき福祉事業団 理事長  大平勝美

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