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「サークルさっぽろ」開設1年
半年で473人 予約常に満員

12月1日は世界エイズデー。
昨日のエイズデーに道内初の民間エイズ検査・相談施設としてオープンした「サークルさっぽろ」(札幌中央区)。
今春からネットでの検査予約も始まり、半年間で500人近くが検査を受け、公立の検査施設と並ぶ存在になりつつある。
一方、専門家によるアンケートでは、エイズに対する知識不足も浮かび上がった。
(村山恵二)

サークルさっぽろは、札幌市がはばたき福祉事業団に運営を委託している。
土曜日の午後4時~7時、無料、匿名で検査・相談できる。
ホームページからも予約でき、毎週、上限の20人の予約が入る。
採血1週間後、施設で医師から結果を聞く。

同事業団北海道支部の杉山逸子事務局長によると、同市内で半年間(4~9月)にHIV検査を受けた人は、市の保健センターなどが595人、サークルさっぽろは473人。
市の施設は平日、夜間、休日に検査するが、同施設は週に1度だけ。
同施設の利用頻度は高い。

検査を受けたのは札幌在住が8割以上だが、他地域や道外もいる。
年齢別では20代と30代が8割以上で、10代や60代以上もいる。
これまでに4件の陽性が判明したという。

杉山さんは「年度内に英語版のネット予約システムを作りたい」と話している。
●お問い合わせなどは、サークルさっぽろ(0120-230396、月~土曜日の午前10時~5時)まで
▼ネット予約はこちらから
http://www.circle-sapporo.com/rsv/

態勢は充実 啓発は充分
感染経路誤解 道内議員の57%

世界保健機構(WHO)世界エイズ対策本部研究部門課長を務めた、北大大学院医学研究科の玉城英彦教授(国際保健医学)は、「かつてエイズは『海外の病気』だったが、今は『身の回りにある病気』。検査は充実したが、啓発は不十分」と指摘する。

玉城教授らは07年12月~08年3月、道議と道内全市町村議を対象に、エイズ知識に関する無記名、記述式の調査を行った。
2731枚配布し、1526枚回収(回収率55.9%)。
玉城教授は「57.5%の議員が『HIV感染者を刺した蚊に刺されるとウイルスが感染する』と誤解していたのに驚いた」。
「親しい友人がエイズ患者になったら付き合いを続けるか」との問いでも「変わらず付き合う」は52.5%と約半分だった。

玉城教授は「今まで通りに付き合えばいい。同じ食器を使っても、くしゃみやせきでもうつらない。インフルエンザの方がうつりやすい」と話している。

平成20年12月1日付「朝日新聞」道内版から

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