トップページ > HIV医療福祉 > HIV治療(HIV治療薬・HIV医療)
【HIV】抗HIV薬アバカビル過敏症に対するHLA-B,5701のスクリーニング

アバカビルに対する過敏反応は、HLA-B,5701対立遺伝子の有無と密接に関連している。
アバカビルに対する過敏反応を予防するために、世界規模の多施設共同前向き無作為化試験は、HIV-1に感染し、アバカビルをこれまで投与されたことのない19カ国の患者1956例を対象に行われた。

HLA-B,5701のスクリーニングを受ける群と、標準治療を受ける群のいずれかに無作為に割り付けた。
HLA-B,5701の陽性率は5.6%(1956例中 109例)。
アバカビル投与を受けた患者のうち、72%が男性、84%が白人。
18%が以前抗レトロウイルス療法を受けたことのない患者だった。

過敏反応が臨床的に診断されたのは93例で、発生率は前向きスクリーニング群(3.4%)の方が対象群(7.8%)に比べ有意に低かった。
HLA-B,5701のスクリーニングにより、アカバビルに対する過敏反応のリスクが低下した。
この試験と類似した大部分が白人の集団では、患者の94%はHLA-B,5701対立遺伝子を有さず、アバカビルに対する過敏反応のリスクが低いことになる。

今回の結果から、薬剤特異的な毒性作用を予防するために、薬理遺伝子学的検査を用いることができることが示された。

(2008年2月7日付「the NEW ENGLAND JOURNAL of MEDICINE vol.358 No.6」著者;Simon Mallal, M.B.,B.S.ら)より

▲このページ [ 【HIV】抗HIV薬アバカビル過敏症に対するHLA-B,5701のスクリーニング ] の先頭へ
▲1つ前のページに戻る
▲トップページへ戻る