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【幹細胞移植/HIVリポディストロフィー】放射線治療に伴う潰瘍に幹細胞移植し再生 長崎大が世界初の手術に成功。
(HIVに随伴するリポディストロフィーについての形成外科医治療への足がかりを期待)

長崎大医学部・歯学部付属病院(江口勝美院長)は12月17日、がんの放射線治療に伴う潰瘍(かいよう)の部分に、患者自身の脂肪組織から取り出された幹細胞を移植し、再生する手術に成功したと発表した。

執刀した形成外科の秋田定伯医師は「放射線障害の潰瘍を今回の方法で手術したのは世界初。
原子力や放射線の影響に伴う障害は世界中で起きている。
緊急被ばくや慢性疾患に活用したい」と話した。
12月18日にスイス・ジュネーブである世界保健機関(WHO)の専門家会議で報告されるという。

秋田医師によると、患者は以前、同病院で腰付近のがんに放射線治療を受けていた成人。
腰部分に10センチ四方の色素沈着ができて太ももから下部分が腫れていたが、約2ヵ月前に仙骨と呼ばれる腰の下部分の骨まで潰瘍になっているのが見つかったという。
手術は17日に3時間半かけて実施。
患者のわき腹や尻などの脂肪組織から約200グラムを取り、機械で幹細胞を抽出。
潰瘍の汚れた部分を除去し、そこに幹細胞を注入したという。

平成20年12月18日付「長崎新聞」より

※HIV感染者に起因するものか、抗HIV薬の副作用によるものか、顔の頬やこめかみ、臀部や大腿部分の肉がそげ落ちる特有な症状としてリポディストロフィーが問題となってもうかなり経つ。
その研究や治療も日本では系統だってできていなかったが、患者から調査研究とフォロー、治療や改善の研究を厚生労働省に要望してきた。
それが、「HIVに随伴するリポディストロフィーについて」臨床研究の班が設置され、この度、がんの放射線治療に伴う潰瘍(かいよう)の部分に、患者自身の脂肪組織から取り出された幹細胞を移植し、再生する手術に成功した同大学秋田定伯形成外科講師を中心に進められることになった。
すでに3人の患者が長崎大学に赴き、全身の脂肪の付き方など、MRIなどを駆使しての検査・診察を受けている。

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