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【HIV】耐性ウイルスに有効なエイズ用薬を期待 感染研武部エイズ研究センター室長

国立感染症研究所・エイズ研究センターの武部豊室長は8月26日、東京都内で開かれたニューマンサイエンス振興財団主催のセミナーで講演し、エイズは慢性疾患の1つになりつつあるとした上で、既存の治療薬に加えて耐性ウイルスに対応可能な新規薬剤の必要性を指摘した。
また、長期投与に耐え得る安全性の高い薬剤、より簡便な処方が可能な剤形の開発なども課題として挙げ、今後の開発に期待を示した。

武部室長によると、米FDA(食品医薬品局)がこれまでに認可したHIV治療薬は24種中(逆転写酵素阻害剤11種、プロティアーゼ阻害剤10種、エントリー阻害剤2種、インテグラーゼ阻害剤1種)。
でもインテグラーゼ阻害剤のラルテグラビル(製品名=「アイセントレス」、米メルク)は新規標的の阻害剤として注目されており、同クラスの阻害剤のエルビテグラビル(開発コード=「GS-9137」、米ギリアド・サイエンシズ)も認可待ちだという。

エイズ治療法としては、これらのクラスの治療薬を組み合わせた多剤併用療法(HAART)が行われているが、いずれもウイルスを体内から完全に駆逐することができないため、患者は生涯、治療薬を飲み続ける。
武部室長は、耐性ウイルスや長期投与による副作用の問題を克服する新薬、根治療法の開発に期待を寄せた。

平成20年8月28日付「日刊薬業」から

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