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【HIV】米ファイザー[新機序のHIV薬が米で承認]

米ファイザーは8月9日、米FDA(食品医薬品局)が初のCCR5拮抗薬として経口HIV治療薬「Selzentry」(一般名=マラビロック;maraviroc)を承認したと日本法人を通じて発表した。
特定タイプのHIV(エイズウイルス)に感染した他剤治療歴のある患者に使う。
同社は米国で9月中旬までに発売する予定だが、日本では開発するかどうかを含めて検討中。

FDAは、同剤を抗レトロウイルス治療の併用治療薬として迅速承認した。
投与の対象は、ウイルス複製が証明されていて、複数の抗レトロウイルス薬に耐性を持つ「R5ウイルス」(CCR5指向性HIV-1)に感染している成人。

新規作用機序を持ち、ウイルスがT細胞に入り込む際の主要経路である「CCR5コレセプター」を遮断して効果を表す。
他の経口HIV治療薬がT細胞内でウイルスと戦うのに対し、同剤は細胞の表面でR5ウイルスを阻止して侵入を防ぐ。
臨床試験では、同剤と最適基礎療法の併用治療を受けた患者群では、最適基礎療法単独の患者群より有意にウイルス量が減少し、CD4細胞数が増加したという。

同剤は欧州などで承認申請中。
米国外では製品名「Celsentri」で発売する予定。

(平成19年8月10日(金)付「日刊薬業」より)

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