トップページ > 血友病 > 重複感染(HIV/HCV・HIV/HBV)
【血友病/HCV】
「タイトル:Progression to end-stage liver disease in patients with inherited bleeding disorders and hepatitis C: an international, multicenter cohort study.」
(財)血液製剤調査機構 血液凝固因子製剤委員会
血液凝固因子製剤 文献情報 NO.45 #902 要旨から
<血友病/HCV>
→#902 タイトル:Progression to end-stage liver disease in patients with inherited bleeding disorders and hepatitis C: an international, multicenter cohort study.

著者名:Dirk Posthouwer, Michael Makris, Eveline P. Mauser-Bunschoten, et al.
雑誌名:Blood 109: 3667-3671, 2007.

【#902 要旨】
1990年以前、先天性出血素因のある多くの患者がC型肝炎ウイルス(HCV)に感染していた。

著者らは、慢性C型肝炎の血友病患者が終末期の肝障害(ESLD)に陥るリスクについて検討した。
対象は1961年から1990年の間にHCVに感染した患者で、2005年8月まで追跡調査を行った。

抗HCV抗体が陽性であった847名のうち、160名(19%)でHCVは自然治癒し、687名(81%)は慢性C型肝炎へと移行した。
HIVとの重複感染は210名に認められた。

感染から35年後のESLDの累積発生数はHIV陰性者で11.5%(95%CI, 8.2-14.8%; P<0.001)、HIVとの重複感染者で35.1%(95%CI, 29.2-41.0%; P<0.001)、HIV重複感染(ハザード比13.8; 95%CI, 7.5-25.3)、感染時の年齢が高いこと(ハザード比10年につき2.3; 95%CI, 2.0-2.8)、飲酒(ハザード比4.9; 95%CI, 2.5-9.6)、HCV遺伝子型が1であること(ハザード比2.2; 95%CI, 1.1-4.2)がそれぞれESLDの独立した危険因子であった。

先天性出血素因の患者では、HCV感染期間が長期に及ぶほどESLDへと進展するリスクが高まった。

以上の結果より、ESLDが急速に進展する危険因子としては飲酒、HIV重複感染、感染時の年齢が高いこと、HCV遺伝子型が1であることが明らかになった。


▲このページ [ 【血友病/HCV】
「タイトル:Progression to end-stage liver disease in patients with inherited bleeding disorders and hepatitis C: an international, multicenter cohort study.」
(財)血液製剤調査機構 血液凝固因子製剤委員会
血液凝固因子製剤 文献情報 NO.45 #902 要旨から ] の先頭へ

▲1つ前のページに戻る
▲トップページへ戻る