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【血友病/HCV】
「HCVのpeg-INFとリバビリン併用治療の効果について。(2)」
(財)血液製剤調査機構 血液凝固因子製剤委員会
血液凝固因子製剤 文献情報No.43 平成18年12月 #862 要旨から

※HCVのpeg-INFとリバビリン併用治療の効果について。
そして、軽症/中等症血友病A患者のインヒビター症例(昨年のカナダのWFH大会でも軽症の患者からインヒビター発言の訴えがあった)についてを紹介。
(#852 要旨からつづく)

タイトル: High efficacy of combined therapy with pegylated interferon plus ribavir-
in in patients with hemophilia and chronic hepatitis C.
著 者 名: Mancuso ME, Rumi MG, Colombo M, et al.
雑 誌 名: Haematologica, 91, 1367-1371, 2006.

【#862 要旨】
血友病症例におけるC型肝炎ウイルス(HCV)の排除は特に困難である。
本報告では、HIV陰性HCV陽性で抗ウイルス療法が行われたことがない成人血友病症例64例に対して、pegylatedインターフェロンα2b(peg-INF)とリバビリンの併用療法の有用性と忍容性についてオープン前向き他施設共同研究の結果を報告している。

Peg-INFは週1回1.5μg/kgを皮下注射し、リバビリンは連日800~1200mgを内服した。
治療期間はgenotypeが2または3のHCV症例(22例、34%)で24週間、genotype1または4の場合(44例、66%)には48週間施行した。

9例(14%)は、コンプライアンス不良(6例)または糖尿病の顕在化やALTの上昇、重篤な嘔吐などの副作用(3例)のため継続できなかった。
28例(44%)ではいずれかの薬剤の減量が必要であった。

治療終了後6ヶ月の段階でのウイルス学的効果を認めた症例は40例(63%)であり、genotype2または3の症例では19例(86%)、genotype1または4の症例では21例(50%)の奏効率であった。

ウイルス学的効果は、早期奏効例(p<0.0001)、genotypeが2または3型であること(p=0.008)、肝硬変所見がないこと(p=0.02)、治療前のALTが高いこと(p=0.016)が挙げられた。

以上の結果より、peg-INFとリバビリンの併用療法は、血友病の慢性C型肝炎症例に対して極めて有用と考えられた。

財団法人血液製剤調査機構、血液凝固因子製剤委員会
血液凝固因子製剤 文献情報NO.43 平成18年12月 要旨から

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