トップページ > 血友病 > 重複感染(HIV/HCV・HIV/HBV)
【血友病/HCV】
「HCVのpeg-INFとリバビリン併用治療の効果について。」
(財)血液製剤調査機構 血液凝固因子製剤委員会
血液凝固因子製剤 文献情報No.43 平成18年12月 #852 要旨から

※HCVのpeg-INFとリバビリン併用治療の効果について。
そして、軽症/中等症血友病A患者のインヒビター症例(昨年のカナダのWFH大会でも軽症の患者からインヒビター発言の訴えがあった)についてを紹介。

タイトル: Treatment of hepatitis C in hemophiliacs.
著 者 名: Franchini M, Nicolini N, Capra F.
雑 誌 名: Am J Hematol 81: 696-702, 2006.

【#852 要旨】
C型肝炎ウイルス(HCV)感染は、1986年以前にウイルス未処理凝固因子製剤の投与を受けた血友病患者における疾病や死亡の主な原因である。
実際は、HCVに感染した血友病患者の多くは肝疾患がゆっくりと進行するが、少数の感染患者では肝疾患の末期や肝細胞癌に進行する。

さらに、HCVに感染した血友病患者はHIVにも感染している割合が多く、そのことは肝疾患の進行を加速する場合がある。

したがって、抗HCV治療の目的は肝炎からの肝硬変、非代償性肝不全、肝癌への進行、さらには最終的には予後を改善するために慢性感染を断ち切ることである。

この総説において、著者らは血友病患者の抗HCV治療についての論文データをまとめている。

INFとribavirinの併用療法は、INF単独療法による不良な結果を改善し、慢性C型肝炎の基本的な治療法となった。
非血友病患者において、INFとribavirinの併用療法は良い結果をもたらしたので、現在HCV慢性感染の血友病患者においても行われている治験は期待できる療法だと評価されており、予備治験では非血友病患者と同程度の持続的な反応が得られた。

最後に、抗レトロウイルス治療はHIV感染を安定化させるので、HIV・HCV複合感染した非血友病患者での結果を基に、HIV陽性の血友病患者の抗HCV治療二ついても考慮しなければならないだろうと論じている。

財団法人血液製剤調査機構、血液凝固因子製剤委員会
血液凝固因子製剤 文献情報NO.43 平成18年12月 要旨から

▲このページ [ 【血友病/HCV】
「HCVのpeg-INFとリバビリン併用治療の効果について。」
(財)血液製剤調査機構 血液凝固因子製剤委員会
血液凝固因子製剤 文献情報No.43 平成18年12月 #852 要旨から ] の先頭へ

▲1つ前のページに戻る
▲トップページへ戻る