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09.07.05更新

7月に入る。
今年、もう上半期が終わった。
今日、盆に向けて墓掃除に行った。

帰ってから、TVで中国四川大地震博物館を、ある実業家が私財を投じて開館させた映像を見た。

今まで放映されたことのない震災直後の被災現場や救出している場面、その時の消防士たちが救出に携わる話を聞いた。

2分間の大地震で、あまりに大きな犠牲者を出した自然の脅威と懸命に命を救おうと無我夢中で救出に当たった人たち。

博物館の展示には救出に使った道具なども展示している。

ある小学校の44人の学級中43人が死亡した学級のホームページを、亡くなった子供の父親が写真を集めたりして作っていた。

また、博物館ではできる限り、被災して亡くなった人たちの写真を集め、ステンレス版などで一人一人の顔のレリーフを壁に展示し始めている。

50年、100年経っても亡くなった人の生活をしていた姿を忘れないようにとの館長の思いに涙した。

最後に、ホームページを完成させた父親が息子のもとに行っていつまでも一緒にいたいと自らの命を絶った事実に、衝撃を受けた。

県の中堅幹部として被災復興の役目に奔走し、また一人息子の被災の大きな悲しみを抱え…。

残された奥さんは…、と複雑な思いをもって1日を過ごした。

薬害エイズ被害で620人以上が亡くなっており、現在も年間10人前後の命が消えている。

30代、40代も。幼児から大人まで幅広い人の命を奪ったこの事件、本当に被害者の姿をレリーフに残して永遠に伝えたい。

そして、懸命に命を救おうとする行政・医療者・企業等々の姿がなかった事実も。

(花摘:09.07.05)

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