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2007年の感謝を込めて

2007年、たくさんの方々からのご支援・ご指導をいただき、心から感謝申し上げます。

はばたき福祉事業団は社会福祉法人となり、新たな助成事業を行うなど、薬害エイズ被害者の救済と公共の福祉を両立させた活動の幅を広げることができました。
いまだに根強いHIV/AIDSに対する偏見・差別社会を自ら一歩踏み出してみんなで変える雰囲気作りにとりかかりました。

社会を変えるには、当事者も差別不安をまず少しはがしていく勇気を促しています。
具体的にはHIV感染者の就労偏見をなくす活動(独立行政法人福祉医療機構(高齢者・障害者福祉基金の助成によるシンポジウム開催、またマイクロソフト株式会社NPO支援プログラム基金助成で活動をWebによる社会との接点拡大の試み、厚生労働省のHIV感染者障害者の自立支援プログラムの研究開発事業で当事者や関係者・企業・行政の人にグループインタビュー)を始めています。

薬害エイズ被害者の医療福祉は総合的に相談事業を通して個別のつながりを深めています。

12月1日に札幌市内に開設した北海道支部の企画によるHIV検査・相談室事業「サークルさっぽろ」は、当事者団体・地元NGO・北海道大学病院・札幌医大病院・札幌市・北海道・厚労省の協働により実現しました。薬害エイズ当事者としてこれ以上HIV感染者が増えないよう、そして少しでも不安がある人が身近に検査できる雰囲気を持った相談と検査ができるものをめざしてサークルさっぽろをつくりました。

HIV/AIDSは80年代に固定化された差別・偏見が消えずに感染者・家族を生活の様々な場面で強い障害となって立ちはだかっています。2007年最後になって、また差別の対象となる法律案がまとめられそうという悲劇が来襲してきた。

80年初期に死の病・奇病エイズというスキャンダラスな差別報道で悩み、エイズ予防法案には差別の固定化を主張して反対したが結局法律が作られて固定化した。
また、肝炎の問題で救済の法律案に先天性疾患は救済枠から除外される差別立法化が追い打ちをかけてきた。公共性を尊重する法律を考える時、このような特定の集団を差別・踏みにじった社会の一部の動きに対しHIV訴訟原告団・血友病患者会とともに是正を求めて立ち上がりました。
絶えず、一部の理解なき動きに行動を余儀なくされています。

はばたき福祉事業団は当事者が生きるために生きやすい環境づくりを恒久的に挑戦していきます。

2008年、みなさまのご多幸をお祈りいたします。

2007年12月30日 社会福祉法人はばたき福祉事業団 理事長 大平勝美

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