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07.06.22更新

1983年から85年、エイズ感染被害が現実になって全国で血友病患者仲間の死亡が伝わって来た。
国、血友病専門医、製薬会社はそれでも被害発生を否定し続けた。
救済や安全な製剤を求めて、仲間3人で請願書をつくり国会議員会館を駆け回った。
請願が通る。
少数でも熱を込めてやれば出来ると自信を持った。
感染症発生も考えられる血液製剤の被害発生に、航空機鉄道事故調査委員会のような権限の強い、血液製剤の危機管理調査委員会設置をこの頃から訴えた。

後の血液法の検討の中に、大臣直下のヘモビジランス委員会の設置を最後まであきらめずに要求したが、残念ながら血液事業部会という審議会の中に収まった。

このミニヘモビジランス委員会は血液事業運営委員会として、血液事業の全体像の把握から安全性・安定した製剤の確保と供給、献血推進・安全な献血から血液製剤が必要な患者が安全に治療が受けられるところ、いや治療後のフォローと救済まで責任の重さを持って関与し続けている。

ところで、最近のタミフル事件が引き金になったのか、私達が提唱していた航空機鉄道事故調査委員会のような薬版事故調査委員会が出来るそうだ。
ここまで、20年以上が過ぎた。
この国は、誰に遠慮しているのか、人の命を真っ先に大切にする危機管理体制がなかなか育たない。

安全確保体制が考えられるまでに命がどれだけ犠牲になるのか、いい加減にして欲しい。

HIV感染者の増加に相反して検査や治療/啓蒙啓発の予算は縮小される。
変だ、エイズは世界規模の公衆衛生課題なのに、外にはいい顔して、国内には渋い。
日本ではある程度の命の犠牲は仕方ないと悠長かつ人命軽視のリーダーが舵取りをしている。(花摘)(07.06.22)

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