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06.11.06更新

医の倫理が問われている。
代理出産、臓器移植に係わる臓器売買、病気があって摘出された腎臓を他人に移植。
一人の患者/人を越えて他の人の健康を左右する行為が、「人を救う」、「悩みを助ける」と医療の冠の下で跋扈している。
 法整備がないから違法ではないと、医の白衣は自らが救世主と社会の規範や倫理を尊しとしない。
命を救ってもらうため、他人を傷つける怖れとそれをも承知してくれるかけがえのない有り難さを、上記のニュースは無礙も無く踏み台にしている感がある。
医を越えて血の温かさを忘れ、技術に溺れた医療行為者のように見える。
自分が良ければ他人に傷がついてもという現代社会を象徴している。
移植医療の日本としての法整備を決めればいい。
代理出産も当事者だけでなく産まれる子どもの生涯、女性の体を利用する倫理と身体的・精神的負担、家族関係の複雑化に対応する法整備など早急に対応が迫られている。
ちなみに海外代理出産費用は約1,000万円かかると言われている。
欧米での代理出産と法整備では、英国はボランティアは認める、フランスやドイツは禁止、米国は州によって異なるそうだ。
患者一人を越えて他の人の健康も傷つけることは、薬害エイズで血友病の治療を最優先させ、エイズ感染という命を脅かし健康なパートナー/親さえも感染させて命も奪った私たちの事件を改めて思い起こさせられた。
医に携わるには、視野を広くもてる人を育てることが大切だと思う。

(花摘)(06.11.06)

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