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遺伝子組換え第Ⅸ 因子――アルブミン融合製剤の薬物動態
著書名:Metzner HJ, et al. 雑誌名:Thomb Haemost 102: 634-644, 2009.
〈#1066要旨〉血友病Bは、第Ⅸ因子が先天性に欠損する伴性劣性の遺伝性疾患である。

重症の血友病Bにおいては、第Ⅸ因子製剤の予防投与が2回/週程度行なわれているが、もしも第Ⅸ 因子の薬物動態に影響を与えることにより製剤の投与回数を減少させることができれば有用である。

この目的で、遺伝子組換え第Ⅸ因子――アルブミン融合蛋白(rⅨ-FPs)の開発が行なわれた。

各種の検討により、rⅨ-FPsは凝固活性を充分に発揮することが確認された。

また、ラットで血中半減期及びAUCを評価したところ、rⅨ-FPsはrFⅨと比較して有意に好プロフィールを示した。

FⅨ欠損マウスによる検討でも同様に好成績を示した。
FⅨ欠損マウスの尾切断を行なうことによる出血時間は、本剤により有意に短縮した。

以上、アルブミンとFⅨを融合させたrⅨ-FPs製剤の開発は、大変魅力的な治療につながる可能性があるものと考えられた。

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