トップページ > 血液 > 血液製剤
バイエル薬品、開発中の新製剤の早期臨床試験結果を報告
リポソーム技術を用いることで長期間の作用を実現

バイエル薬品は、5月24日、カナダでの世界血友病連盟会議で、開発中の血液凝固第8因子製剤「BYA79-4980」(以下、新製剤)の早期臨床試験結果が報告されたと発表した。
現在市販されている製剤は週3-4回投与する人で、開発中の新製剤は週1回投与で効果が認められたという。

新製剤は、遺伝子組み替え型血液凝固第8因子製剤(リコンビナント製剤)と、ジリップファーマの合成ポリエチレングリコール化リポソームの独自技術を融合。
リポソーム技術を用いることで、血液凝固第8因子の特性を保ち、長期間作用するようにしている。

試験は、すでに市販されている「コージネイトFS」と新製剤の第8因子を同用量にして、効果を比較した。
出血イベントの抑制期間を見ると、コージネイトFSの投与群は7.2日、高濃縮リポソームの新製剤群投与群は平均13.3日となり、有意差を示した。

平成18年5月29日付「日刊薬業」より

凝固因子は輸注後の持続効果が短いため、重症の血友病患者には輸注頻度が少なくなるので助かるのでは。リコンビナント製剤だけでなく、献血による血漿由来製剤や、インヒビター製剤など更に持続効果が短い製剤への応用を期待したい。但し、安全性確保のフォローは重要。

▲このページ [ バイエル薬品、開発中の新製剤の早期臨床試験結果を報告
リポソーム技術を用いることで長期間の作用を実現 ] の先頭へ

▲1つ前のページに戻る
▲トップページへ戻る