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厚労省委員会 献血血液の企業利用でGL(ガイドライン)策定へ 

厚生労働省の薬事・食品衛生審議会の血液事業部会運営委員会は11月24日開かれ、製薬企業が献血血液を使って研究開発する際のガイドライン(GL)を策定することを決めた。次回以降の委員会で事務局がGL案を提示する。
 厚労省によると、国内で使われている血液由来の試薬などは、ほとんどが輸入血で作られているため、日本人特有の血液反応が出にくいこともあるという。一方、献血血液の主な用途は輸血であるため、製薬企業の研究開発へ優先的に供給できない側面もあり、「安全対策と倫理的観点からGL策定の検討が決まった」(血液対策課)という。
 同日の委員会では「輸血用の新鮮な血液を開発用として供給することはいかがなものか」との慎重意見があったため、GLでは「基本的には廃棄血を開発用に供給する」といった内容になる見通し。
 
 同日はまた、「XMRV」ウイルスの感染予防のため、因果関係が指摘されている慢性疲労症候群患者の献血制限についても議論。一方で因果関係で証明できないといった研究成果も海外で発表されていることなどから、「現在米国において他施設で研究が行われている。研究の動向を確認したあとで献血制限の必要性を議論する」(血液対策課)ことになった。

(平成22年11月26日付  「日刊薬業」より)

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